気のむくまま

思うこと

絹の靴下の使い道

足袋の形で、地味な灰色の絹の靴下を頂いたまま放置していた。地味だし薄くて冬は寒そうだし、夏は暑いので靴下を履かない事が多いし、どこで使ったらいいのかよく解らない靴下だなーと思ってた。

先日、要らないものを見直してて靴下も捨てようかなと思った。でも1度も履かないままで捨てるのは忍びないな、一度履いてから捨てようと履いてみた。やっぱり薄いし寒い。もう1足上から普段履いている靴下を履いた。

あら、これいいかも。

普段履いている靴下を重ね履きすると足が圧迫されてちょっと窮屈。靴を履こうとすると厚みが出てこれまた窮屈なのだけど、絹の靴下は薄いので重ね履きしても圧迫感がない。それにうっすらと暖かい。重ね履きのせいなのか、足袋の形で親指と人差し指の間に布が入るせいなのか、絹のせいなのか。足から冷えるタイプの冷え性にはぴったりなのではと思い始めた。調べてみたら絹は暖かいのだとか。

地味すぎる色だなーと思ってた靴下が、上品に見えはじめた時は笑った。どれだけ自分に都合のいいように考えるんだよ、私は。

2足頂いているので洗い替えにしはじめた。この良さを知ってて贈ってくれたのかな。お礼は言ってるけどありきたりなありがとうだった気がする。次にお会いしたらハグしてありがとうと言おうかしら。否、婆からハグはされる方が迷惑だ。菓子折りとも思ったけど大げさすぎて相手が恐縮しそう。贈り物は残ってしまうと始末に手間をかけてしまうので消え物がいい。大げさじゃない消え物。自分では買わないような物。探してみようっと。