寮に入った時、未成年だから家族を招待して、どんな風に暮らしているのかを見て頂くというイベントがあった。
家族が来ている期間は寮には居られない。家族と共に過ごすようにというものなのだが、クラスの中で私だけ家族が来なかった。
どこで過ごしたらいいんだろう。寮長に相談するしかないかなーと思ったのは覚えてる。仲のいい友人達が、家族が来てないんだって。よかったらうちへおいでよと誘ってくれ、寮長に相談する事もなく友人たちの間を泊まり歩いた。
淋しいとか悲しいはなかったな。何故だろうと考えたら友人がわりといてくれたおかげかもしれない。恥ずかしいもなかった。周りもそれなりに事情がある家庭の子が多かった事と、自分と自分以外を比べようと思ってなかった気がする。転校が片手で足りない時点で他の人と同じなわけないと思ってた気がする。
ドラマの中では、家族と価値観が合わなくて、それが怒りになってる人や自分１人で抱え込んでるように描かれていた。私は抱えるタイプだな。思う事はあまり言わなかったし。上手く言えないけど、解ってくれる人は言わなくても伝わるし、解って貰えない人には説明しても伝わらない。そのうえ自分の事って言いにくかったりする。吐き出すという意味ではブログがあってよかったなと思う。
